皆さんは富士山の名前の由来をご存知でしょうか?
日本人のこころのシンボルである富士山の名前の由来は 『竹取物語』(かぐや姫)に出てくる不死身の山が由来なんだそうです。
「不死身の山−永遠に生き続ける日本のいのち(魂)」とは、どういうことでしょうか!? 私は未来人間フォーラムジャパンの活動を通して、この「永遠に生き続けるいのち」から日本が世界に伝えられる未来へのメッセージを見出し、発信します。

現在の世界は、分断と二項対立の政治構造の中で不確かな時代(VUCA)を迎えています。民主主義や資本主義のあり方さえ、テクノロジーの発展やメディア形態の変化によって問われています。ステークホルダー資本主義、脱成長コミュニズム、くじ引き民主主義、ドーナツ型経済など、新たな経済システムが提案されている中、世界は国際社会と共に、共生への道を辿ることができるのでしょうか!?世界は新たなグローバリズムの局面に立たされています。

大国同士の政治対立構造が世界を二極化する中、ものづくりといのちの精神性を大切にしてきた日本は世界に発信できる、未来に関する重要なテーマを伝える立場にあります。

日本は世界で類を見ない、テクノロジーと文化と伝統と自然が共存し、多様性の中で発展し続ける社会です。ファッションやアニメや能の世界においても、二項対立(生と死、伝統と現代、環境問題と神道、肉体の限界と武士道、現実とバーチャル、歴史とイノベーション) やバイナリー(二進法)の概念を超えた、「アジアと西洋のあいだ」や「伝統と革新のあいだ」などアンビバレンス(両面性) 的な世界観と精神性が存在します。

一方、より良い未来社会実現のための課題として、グリーン社会とデジタル化を進めるべく、デジタル・データ・科学を活用することが提言されています。日本社会も今一度、メタ認知し、未来を考え直す帰路に立っています。しかし、イノベーションは変化を起こすきっかけにはなりますが、イノベーションをいかにヒューマニティー(人文学)の視点で起こすかということを考えなければなりません。それは「イノベーションとDX は、世界共通の課題を解決するための手法となりうるけれども、世界をつなぎとめるツールでもありうる」ということです。

フランスの哲学者ジャン=フランソワ・リオタールは、「知識は世界でもっとも重要な商品になるだろう。それが故に、国家間での摩擦の原因にもなりうる」と述べました。世界が危惧する対立構造の政治や社会システムが深まれば、人々の日常の暮らしに影響をおよぼし、全人類が共生への道どころか、AI・ゲノム編集・人体改造(サイボーグ)をはじめとするテクノロジーや科学技術の発展のみ先行した社会へと変わってしまう可能性があります。

日本社会は世界とともに、新たな挑戦に直面しています。AI・ゲノム編集・人体改造(サイボーグ)の技術のみが先行した社会から、更によりよい未来型グリーン社会・デジタル化社会を創造するためには、イノベーションやソフトパワーが必要不可欠です。

日本が長い歴史の中で培ってきた「平和への祈り」あるいは鉄腕アトムやハローキティーを表象とする「友愛(可愛い文化)の精神」は、共生やいのちの尊さというポストヒューマニズム的な重要なテーマを呼び起こすコードが包含されています。

未来人間フォーラムジャパンは、ポストヒューマニズムの視点や話法で共生をテーマとしたナレーションとストーリーを紡ぎ出し、世界のトップクリエーターやアカデミアたちの未来構想や新時代における社会のあり方を世界に伝えていきます。

そして、いのちや友愛の精神性を生かす、より未来型の共生社会像を体現します。
それは日本がリーダーシップを取って、世界と共に未来を築く、希望ある近未来型の世界へのプロローグとなるかもしれません。