〜謹賀新年〜
新年あけましておめでとうございます。新春の御祝詞を申し上げます。
皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。
本年度も未来人間フォーラムジャパンをどうぞよろしくお願いいたします。

私は年末に、千葉にあるチバニアンを訪問して参りました。
千葉県市原市にひっそりとあるチバニアンは、何の変哲も無い地味な崖に見えます。でも、それは、約77万年前に地球の磁場(S極とN極の地磁気)が逆転したことを示す痕跡が残されていました。今後、地層学の研究において全世界が注目されているところです!これに関しては、今度記事でお伝えする予定です!

チバニアンの崖

 

ガイドのおば様と

 

さて、昨今の日本はコロナに対する新薬の開発や地球温暖化やメンタルヘルスなど、全世界が共有する社会問題に、世界と共に難しい課題に取り組んでおり、その様子をニュースで見ていると、強く印象に残ります。
お世話になっているニューヨーク在住の官僚の方も「今後の日本の持続可能な産業の再生のためには、地方創生や海外を繋げるビジネスのプロデューサーシップと人材育成とやり切る力が必要不可欠だ!」と断言されていました。
一方、コロナが社会に影響を及ぼすようになり、社会課題や社会の闇の部分だけではなく、日本の良さが国内にいながらも気付けたことがありました。

それは、コロナの影響でどんなに海外への渡航の手段が閉ざされていても、海外の文化・歴史・学問・サステイビリティーの興味が途絶えることは無かったということでした。
寧ろ、海外への渡航が制限されているからこそ、海外の学問や新しい技術とイノベーションに興味が深まっているのでしょう。
昨今の、日本のビジネス界におけるDXやAI導入や思考すること・哲学への興味の目覚めや日本文化における美学の進化もその一例でしょう。
情報のアルゴリズム化が進み、政治に対する不信感が高まり、民主主義や資本主義のあり方が問われている世界において、日本人の幅広い好奇心とクリエイティビティは世界が関心をするほどです。

歴史的に考えると、日本が過去の歴史の中で海外への文化と学問の門徒を初めて開いたのは、わずか150年前でした。長い鎖国の時期を経て、オランダ商館が長崎に医学や西洋の学問を紹介することと欧州に日本文化を広めることを目的にやってきたことがきっかけでした。
私の先祖は、シーボルトと一緒に来たオランダの一行の一人であり、それから、日本のグローバリゼーションと学問におけるイノベーションは始まりました。

参考:寛文長崎図屏風(長崎歴史文化博物館蔵)
http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken/hakken1611/index.html

 

コロナの影響で長い自宅待機の期間があっても、オンラインやメディアを通して、常に日本は世界を羨望し、海外から学び、自ら思考する姿勢を崩さず、常に最先端の情報と技術を取り入れ、イノベーションをその学びから起こし続けてきました。
そして、それは持続可能な社会の実現のためにも、これからも変わらないでしょう。

最後に、チバニアンへ向かう海ほたるにて、不思議な詩を見つけたので、写真を掲載します!
未来人間フォーラムジャパンも日本のグローバリゼーションとイノベーションを、斬新な視点からお伝え、そしてサポートするべく、活動を続けて参ります。
引き続き、応援賜れますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。